タナダヲ企業組合の設立イベント

日本全国から失われつつある日本の文化遺産でもある棚田を、都会の人とのコラボレーションによって活性化できないか、と有志で立ち上げた「タナダヲ企業組合」が10月23日、東京都の認可を受けて正式に発足し、11月5日に秋葉原のイベントスペースで設立記念のイベントを開催しました。

「タナダヲ企業組合」代表理事となった本村謙介が7年前から新潟県十日町市池谷入山に通って、池谷入山を限界集落から再生させた「 NPO法人地域おこし」の多田朋孔と出会い、個人的に支援していた活動に、本村と同じ職場の仲沢秀行と本村と仕事で関わりのあった編集者の尾崎靖が参加して、タナダヲという名称でサークル的に活動を始めたのが2年前。都会の人との関係人口によって棚田を保全でき、参加したメンバーがそれぞれのスキルを活かして棚田に関わることで、都会の人の生き方も豊かになるような取り組みができる仕組みを作りたいと考えて組合の申請を始めてから認可には時間がかかりましたが、折しも令和の米騒動でお米の価値が見直されたタイミングで「タナダヲ企業組合」が東京都の認可を受けることができました。
11月5日、設立記念イベントの秋葉原の会場に集まってくださった方々は、棚田学会の元会長、企業の経営者、IT関係、写真家、コンサルタント、会社員、料理家、建設会社社長、イラストレーター、ライフプランナー、マインドフルネスのコーチ、出版社経営の方など、多様なスキルを持っていらして、この方々が自分の本領を発揮しながら棚田支援活動とコラボレーションできたら楽しいだろうなあ!と、未来を予感させる集まりになりました。
棚田米でつくるおにぎり屋「シチロカ」が握ってくださったおにぎりも、魚沼産こしひかりで醸した日本酒も、米麹で醸したビールも、味わっていただいたみなさまに好評をいただきました。「タナダヲ企業組合」では、棚田オーナー、棚田米で造るお酒のオーナー制も行ってまいります。

「タナダヲ企業組合」理事で、元・京都大学第44代応援団長の多田朋孔のエールで締めくくった設立イベントは和気藹々とした雰囲気の中、無事終了しました。ご参加くださったみなさま、取材に来てくださった方々に深く感謝申し上げます。
文と写真/尾崎靖(タナダヲ) 写真/仲沢秀行(タナダヲ)